これは全国規模でチェーン展開する最大手量販スーパーさんでの光景。
赤肉メロン「マリアージュ」は高い糖度とカロチン臭の少なさ、高級感のある外観がお客様の支持を得て、こちらのチェーン店のほぼ全店で販売していただいてます。
しかしこの量販スーパーさんが「マリアージュ」を販売してくれている大きなワケがもう一つあるんです。それは、「マリアージュ」のもう一つの特色、つまり「果肉のゆるみの遅さ」にあります。
スーパーさんにとってはメロンなどの青果物はせっかく仕入れても、時間がたてば果肉が軟化し(ゆるみ)、やむを得ず廃棄しなければならないことがあります。
しかし果肉のゆるみが遅い「マリアージュ」であれば、長い間店頭販売しても、品質が変わらないのです。この特色は、パック入りのカットフルーツでの販売が増えてきている昨今ではなおさら重視されているのです。
また、この量販スーパーさんでの「マリアージュ」の大規模販売は、近年の不安定な出荷価格に苦しむメロン産地の農家さんに『安定した出荷価格』と『安定した農業収入』をもたらしています。不安定な取引価格に経営が左右されがちな農家さんに対し、安定した『売り先』を確保し、安心して栽培できる『環境』を整備すること。これもナント種苗の目指す姿です。
このように消費者のみならず、生産者・青果流通業者・リテールといった食卓に届くまでの全てのバリューチェーンの方々に喜んで頂くこと。情報と付加価値を提供する橋渡し役になること。これが私たちナント種苗の使命です。